ルワンダの未来を担う建築学生のために設計された新たな学びの場

Patrick Schweitzer S&AAによる革新的な建築学校の設計

Patrick Schweitzer S&AAが設計した新しい建築学校は、ルワンダの伝統的な素材と現代的なデザインを融合させた、独特な形状の建築物です。この学校は、地元の素材を活用し、自然光と通風を最大限に利用することで、環境に配慮した設計となっています。

この建築学校は、ルワンダ政府が2012年に国際的な入札を開始した結果、Patrick Schweitzer S&AAが設計を担当しました。既存の学部からほど近い5,600平方メートルの敷地に、600人の学生を収容する新しい建築学校を設計するという課題に対し、彼らは一般的な形状を持つ二階建ての建物から出発し、地質学的な力が地形を変形させるように、建物を歪ませ、中央に隙間を作り出しました。これにより、学生たちの屋外生活空間が形成されました。

建物は、地域で一般的に見られる二つの素材、すなわち外装の石と内装の自然色のコンクリートを使用しています。建物には、外向きの小窓と、屋根の張り出しによって日光から保護された大きな内向きの窓があります。ピラミッドの上部は、自然光を取り入れ、通風を最適化するために切り取られています。

このプロジェクトの難しさは、フランスからの管理と現地でのリレー、そして地元の素材のみを使用することでした。しかし、Patrick Schweitzer S&AAは、教育と環境の両方の観点から駆動される複雑な形状を使用した高度な建築プロジェクトを選択しました。これは、2050年までに人口が倍増すると予想される発展途上のアフリカの国の未来の建築家を育成するためのシンプルで教育的な建物です。

この設計は、2020年にA' Architecture, Building and Structure Design Awardで金賞を受賞しました。金賞は、デザイナーの才能と知恵を反映した驚くべき、優れた、トレンドを設定する創造物に授与されます。これらは、芸術、科学、デザイン、技術を推進し、その望ましい特性で世界に大きな影響を与える尊敬される製品と明るいアイデアです。

この建築学校の設計は、ルワンダの伝統と現代的なデザインを融合させ、環境に配慮した教育施設を提供することで、未来の建築家たちに新たな視点と可能性を示しています。


プロジェクトの詳細とクレジット

プロジェクトデザイナー: Patrick Schweitzer S&AA
画像クレジット: Photo : Edwin SEda, Emmanuel Cattier, Jules Toulet
プロジェクトチームのメンバー: Architect of record : SetAA Associate architect : EAACON Construction : EGIS Entreprise : CATIC Landscape architect : Acte 2 paysage
プロジェクト名: Faculty Architecture of Kigali
プロジェクトのクライアント: Patrick Schweitzer S&AA


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